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【与島】年に一度しか公開されない鍋島灯台に上ってきた!

<鍋島灯台>

瀬戸大橋を児島 (岡山県側) から坂出 (香川県側) に向かって渡る時、左側を眺めていると与島PAを過ぎてすぐに、与島と堤防でつながった小さく丸い島の上に白い灯台が見えます。これが鍋島灯台です。
与島といえば、瀬戸大橋の真ん中にあるパーキングエリアが有名ですが、パーキングエリア外へは島民以外の車の乗り入れが禁止されているため、住民エリアに足を運ぶ人はそれほど多くないかもしれません。
それでも知る人ぞ知るルートから、釣り人などは住民エリアに入っていきます。
そんな一般にはあまり知られていない与島の住民エリアに入ると、堤防でつながった鍋島が間近に見られます。この小さな鍋島のてっぺんには灯台がありますが、普段は安全のため柵が閉まっていて、鍋島灯台を間近に見ることはできません。
しかし、年に一度だけ、11月1日の灯台の日付近にこの鍋島灯台が一般公開されます。
今年2019年は11月3日 (日) に公開されるということで、鍋島灯台を見学してきました。
 
 

 

鍋島灯台を見に行こう!

年に一度だけ鍋島灯台の柵が開き、中に入って灯台が見られるという情報をキャッチし、この日を待っていました。けっこうレアな情報だと思いますが、どこでこの一般公開の日を知ることができるのでしょうか?

鍋島灯台の一般公開の日を確認するには?

11月1日は「灯台記念日」。鍋島灯台は、この灯台記念日の辺りのどこかのタイミングで一般公開されるようですが、毎年日にちが決まっているわけではなく、時期が近づいてきたら海上保安庁のホームページに案内が出ます。
10月の後半とか、けっこうギリギリにならないと情報は出ていません。
そして一般公開の翌日、同じ海上保安庁のホームページを見ても、その情報は跡形もなく消えています (^^;)。
この (↓) スクショは10月31日に撮りました。
ウィキペディアによると、以下のような説明があります。
通常は非公開である鍋島灯台だが、桜時期の4月に一般公開される。灯台前広場への垂れ桜(成木1本と苗木4本)植樹計画を香川県観光協会が2005年に発表[8]し、翌年の開花時期となる4月(8~9日)には桜の花と共に鍋島灯台を高松海上保安部が一般公開した。2013年には瀬戸大橋塔頂と共に「瀬戸大橋スカイブリッジツアーと鍋島灯台」とするイベントが11月3日に開催され、鍋島灯台も一般公開された。
 (引用 : Wikipedia)
 
鍋島灯台には桜が植樹され、以前は桜が咲く4月に公開されていたようですが、最近は11月初旬になったのでしょうか。昨年2018年も11月3日に公開されたようです。
 

いざ一般公開日、鍋島を目指そう!

一般公開の日がわかったら、鍋島を目指しましょう。
鍋島灯台へ行くには、まず与島に上陸しなければいけません。
車で行く場合は、瀬戸大橋の真ん中あたりにある与島パーキングエリアに車を停めます。児島または坂出方面からはバスも出ています。瀬戸大橋の上に電車が走っていますが、与島には止まりません。
アクセスの詳細は、こちらの記事をご覧ください。
与島パーキングエリアからは、徒歩で鍋島灯台を目指します。
まずは与島パーキングエリアの瀬戸大橋に近い方の端っこにある島内エリアへの出口を見つけます。島内は細く入り組んだ道が多いのですが、一般公開当日は要所要所に案内表示がされていましたので、矢印に従って行けば簡単に到着すると思います。
 
まずはここの出口から…。

左側に進みます。

瀬戸大橋の真下を通り、こんな細い道を進むと…

民家が見えてきます。

ここの井戸跡が見えたら右へ…。

こんな細い道を進み…

 瀬戸大橋を右手に見ながら進むと…

海に出ます。

ここを左へ、海沿いを進みます。

カーブを曲がった辺りで鍋島が見えてきます。

鍋島に繋がる堤防を進むと…

堤防の向こうが鍋島です。

鍋島灯台の入口に到着。

普段は閉まっている柵が開いています。

階段を上って行くと…

やがて島の頂上に到着!

鍋島灯台の内部を見学!

 

会場では、海上保安庁の方々が見学者に対応してくれます。

鍋島灯台、わりとずんぐりむっくりで、ウェディングケーキのように見えなくもない感じです (^o^)

灯台の内部です。

1F部分には、灯台に関する説明などが展示されています。

上に上がるには、こんな細い階段で上ります。
1人ずつしか通れないので、下りる人がいる時は、上がる人は待っていなければなりません。

これは2Fにあったかな…?!

3Fが最上階で、ランプの部分が見られます。

ランプの周りは下がスケスケです。

海上保安庁の方が見学者に説明をしてくれます。
この鍋島灯台は、複雑な地形で夜は危険な瀬戸内海に出ていかないように、夜が明けるまで待つようにという停止信号なんだそうです。
中には白い電球が入っていますが、外のフィルムが回転し、同じ地点から見るとが交互に点灯するように見えるそうです。

外の通路にも出られますが、出入口は小さく、かがまないと通れません。

鍋島灯台の上から見た瀬戸大橋です。

2Fから3Fを見上げると、こんな感じ。

 

灯台から下りてからのお楽しみ

先着100名タオルがもらえます。

ランプの部分、美しいですね。

外から見ると、こんな感じです。

隣の建物では、海上保安庁の方が日本周辺の海底の地形などについて説明してくれます。赤と青のフィルムを通して見ると、地図が立体的に見えます。

灯台の歴史と共に、歴代の灯台も展示されています。

制服試着コーナーもあります。

普段閉まっている柵の外側の看板にQRコードがついていて、灯台カードがダウンロードできます。
↡↡↡

 

鍋島灯台のアクセス情報

●住所

〒762-0071 香川県坂出市与島町1016

● マップ 

まとめ

鍋島灯台は、瀬戸大橋の真ん中あたりにある与島と堤防で繋がった小さな島の上にあります。瀬戸大橋から眼下に見下ろすことはできますが、普段は柵が閉まっていて近づくことができないので、島の頂上にある灯台を間近に見ることはできません。
しかし年に一度だけ一般公開され、灯台にも上ることができます。
最近は11月1日の灯台記念日の辺りに公開されることが多いようですが、直前にならないとはっきりした一般公開の日にちはわかりません。
レアな灯台だと思うので、気になったらぜひ、来年は海上保安庁のホームページをマメにチェックして、鍋島灯台の一般公開に出かけてみてください。